納棺師・「おくりびとのお葬式」代表 木村光希さん
納棺師の多くは、葬儀社の依頼を受けて納棺の儀を行います。いわば葬儀社の「下請け」として働きます。ですから、葬儀社の意向に応えなくてはなりません。
今回紹介するのは、葬儀社の意向に反してしまったケースです。
ご自宅に入ると、50代の男性を囲み、奥さまと3人のお子さんが号泣されていました。まさに働き盛りの年代でしたが、硫化水素による自死でした。突然の別れに、ご家族の悲しみは深いものがありました。
こうした有毒気体が原因で亡…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル